子宮頸がんワクチンと豆のはなし
6月10日から子宮頸がんワクチンの流通が始まりました。
ただし一度に始めて混乱しないように
今年1月から助成が始まった市町村で
すでに高2になってしまったお子さんが対象です。
佐倉市の助成は4月からなので対象になるお子さんはいません。
ワクチンは十分に確保されているということなので
近いうちに他の学年も始められると思います。
接種できるようになったら改めてHPでお知らせします。
先日勉強会に参加しました。
その時に「ピーナッツの誤嚥」の症例が提示され
そういえば「豆」の話をしたことがないなと。
そこで今日は「豆」の話です。
ピーナッツをはじめとする豆類は
奥歯でしっかり固いものをかめるようになる前は
食べさせてはいけないことをご存知ですか?
なぜかというと
しっかりかまずに飲み込むと
気管に誤嚥してしまう危険があるからです。
誤嚥すると気管支に豆が詰まってしまいます。
大きいまま誤嚥した場合は
気管支内の水分をだんだん吸収してふやけて更に大きくなり、
気管支が完全に詰まってしまいます。
詰まってしまうとそこから先の呼吸が行われなくなり
「無気肺」という状態になります。肺炎も起こします。
また、小さくなったものでも
誤嚥して気管支に入ってしまうと肺炎を起こします。
この肺炎は「誤嚥性肺炎」と言って非常に厄介です。
お薬だけでは治すことができず
手術で肺を切り取らなくてはいけなくなったり、
ひどければ亡くなってしまうケースもないわけではありません。
誤嚥はわかった段階で「気管支鏡」という気管支の内視鏡で
詰まったものを取り出します。
全部きれいに取れればまだよいのですが、
時間がたってしまったものや細かいものは取ることができません。
その場合は気管支を洗うことしかできず、
重症の誤嚥性肺炎を起こしてしまいます。
誤嚥の怖いところは、誤嚥した時には気づかずに
肺炎になって始めて気づくことが多いことです。
ですから、誤嚥しないように気を付けようではなく、
また、誤嚥に早く気づくように気をつけようでもなく、
食べさせない!!!!です。
大体3、4歳が目安とは言われますが
奥歯が生えてくる時期も
しっかりかめるようになる時期も
お子さんによって様々です。
おつまみでピーナッツを食べるお父さん、おじいちゃん
ほしがってもお口にぽんって入れないでね。
煮物の豆も気をつけてくださいね。
知らないうちに食べているのが一番危険。
絶対手の届くところにはおかないでくださいね。
豆だけでなく他の食べ物でも
しっかりかんでも誤嚥を起こすことがあります。
それは食べ歩きが原因です。
転んだ拍子に誤嚥してしまう。よくあるケースです。
食べながら歩かせない。
それからおはしやフォークなどを持ったまま歩かない。
これも他の意味で転んだ時に危険です。
気をつけましょう。
今日は長くなっちゃったけど最後にひとりごと。
長男の顔をみなくなって、2ヶ月が過ぎました。
いないことにはずいぶん慣れてきましたが、
マム先生ではないときのほとんどを息子たちに費やしてきたので
することが半分無くなっちゃいました。
その半分を次男に足しても有難迷惑だろうし、、、、
卒業式の日、担任の生物の先生が言ったのね。
「残念ながら、どんなに子どもに情熱を注いでも
親は子どものために死ねますが、子どもはそうではありません。
お子さんが親になった時に自分の子供に引き継がれていきます。
それは生物学的に証明されています。
僕は担任になる前からずっとみてきましたが
この子たちは十分大人になりました。
今まで子供に注いだ情熱は
これからどうぞご自分のためにお使いください。」って。
もちろん自分のために死んでくれなくていいと思うし、
極端な例えだけど
つまるところ「親ごごろ」の行き先の例えだと思うのね。
なんだかなるほどなーって、やけに心に浸透したの。
まだまだ情熱を注がなくてはいけない人がもう一人いるけど、
あいた半分の情熱、
これからどうやって自分に使っていこうかな。
空いちゃった時間にはまだ慣れないけど
これからゆっくりうめていこうと思っています。
それができたら私の子離れ完了だな!
こんな話をしても
小さい子供を抱えて毎日奮闘しているママたちには
まだまだ先の話だけど
いつか今の私と同じ気持ちになった時
こんなことを言っていたやつがいたと思いだしていただければ
うれしいなっと思います。
それではこのへんで。
ただし一度に始めて混乱しないように
今年1月から助成が始まった市町村で
すでに高2になってしまったお子さんが対象です。
佐倉市の助成は4月からなので対象になるお子さんはいません。
ワクチンは十分に確保されているということなので
近いうちに他の学年も始められると思います。
接種できるようになったら改めてHPでお知らせします。
先日勉強会に参加しました。
その時に「ピーナッツの誤嚥」の症例が提示され
そういえば「豆」の話をしたことがないなと。
そこで今日は「豆」の話です。
ピーナッツをはじめとする豆類は
奥歯でしっかり固いものをかめるようになる前は
食べさせてはいけないことをご存知ですか?
なぜかというと
しっかりかまずに飲み込むと
気管に誤嚥してしまう危険があるからです。
誤嚥すると気管支に豆が詰まってしまいます。
大きいまま誤嚥した場合は
気管支内の水分をだんだん吸収してふやけて更に大きくなり、
気管支が完全に詰まってしまいます。
詰まってしまうとそこから先の呼吸が行われなくなり
「無気肺」という状態になります。肺炎も起こします。
また、小さくなったものでも
誤嚥して気管支に入ってしまうと肺炎を起こします。
この肺炎は「誤嚥性肺炎」と言って非常に厄介です。
お薬だけでは治すことができず
手術で肺を切り取らなくてはいけなくなったり、
ひどければ亡くなってしまうケースもないわけではありません。
誤嚥はわかった段階で「気管支鏡」という気管支の内視鏡で
詰まったものを取り出します。
全部きれいに取れればまだよいのですが、
時間がたってしまったものや細かいものは取ることができません。
その場合は気管支を洗うことしかできず、
重症の誤嚥性肺炎を起こしてしまいます。
誤嚥の怖いところは、誤嚥した時には気づかずに
肺炎になって始めて気づくことが多いことです。
ですから、誤嚥しないように気を付けようではなく、
また、誤嚥に早く気づくように気をつけようでもなく、
食べさせない!!!!です。
大体3、4歳が目安とは言われますが
奥歯が生えてくる時期も
しっかりかめるようになる時期も
お子さんによって様々です。
おつまみでピーナッツを食べるお父さん、おじいちゃん
ほしがってもお口にぽんって入れないでね。
煮物の豆も気をつけてくださいね。
知らないうちに食べているのが一番危険。
絶対手の届くところにはおかないでくださいね。
豆だけでなく他の食べ物でも
しっかりかんでも誤嚥を起こすことがあります。
それは食べ歩きが原因です。
転んだ拍子に誤嚥してしまう。よくあるケースです。
食べながら歩かせない。
それからおはしやフォークなどを持ったまま歩かない。
これも他の意味で転んだ時に危険です。
気をつけましょう。
今日は長くなっちゃったけど最後にひとりごと。
長男の顔をみなくなって、2ヶ月が過ぎました。
いないことにはずいぶん慣れてきましたが、
マム先生ではないときのほとんどを息子たちに費やしてきたので
することが半分無くなっちゃいました。
その半分を次男に足しても有難迷惑だろうし、、、、
卒業式の日、担任の生物の先生が言ったのね。
「残念ながら、どんなに子どもに情熱を注いでも
親は子どものために死ねますが、子どもはそうではありません。
お子さんが親になった時に自分の子供に引き継がれていきます。
それは生物学的に証明されています。
僕は担任になる前からずっとみてきましたが
この子たちは十分大人になりました。
今まで子供に注いだ情熱は
これからどうぞご自分のためにお使いください。」って。
もちろん自分のために死んでくれなくていいと思うし、
極端な例えだけど
つまるところ「親ごごろ」の行き先の例えだと思うのね。
なんだかなるほどなーって、やけに心に浸透したの。
まだまだ情熱を注がなくてはいけない人がもう一人いるけど、
あいた半分の情熱、
これからどうやって自分に使っていこうかな。
空いちゃった時間にはまだ慣れないけど
これからゆっくりうめていこうと思っています。
それができたら私の子離れ完了だな!
こんな話をしても
小さい子供を抱えて毎日奮闘しているママたちには
まだまだ先の話だけど
いつか今の私と同じ気持ちになった時
こんなことを言っていたやつがいたと思いだしていただければ
うれしいなっと思います。
それではこのへんで。
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